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【日韓大学生交流事業】コロナ禍、オンラインでの大学生の国際交流のかたちをご紹介します

Photo by Minku Kang on Pexels.com

新型コロナウイルスの影響で、留学や海外旅行に行く機会を奪われてしまった大学生も多くいると思います。海外渡航が制限されて、「外国の人と交流をしたいのに…」ともどかしい思いをしていませんか?この記事では、オンラインで行われた「日韓大学生交流事業」に参加した筆者が、プログラムの内容やそれを経験して感じたことをお伝えします。また、コロナ禍でも簡単に世界中の友達と繋がれるおすすめのアプリもご紹介します。


交流

日韓大学生交流事業 ”JENESYS2020″


このプログラムは、12月19日~2021年1月23日の間の計4日間、日本外務省と韓国外交部との共催で行われた日韓大学生間のオンラインでの交流事業です。

エッセイの提出を含めた1次書類選考と、オンラインでの3分間のプレゼンテーションを含めた2次選考が行われ、日本の大学生30人が選出されました。相手側韓国の参加者も選考を受けて、30人が参加しました。

日韓大学生交流事業募集

以下、外務省の実施報告から抜粋したこのプログラムが開催された趣旨です。

●参加者は、計4回行われるプログラムの中で、日韓大学生混合でのグループ別交流・討論、日韓両外務省による講義、オンラインでの日韓交流ゆかりの地の視察等を通じて、日韓両国の文化・社会に対する理解を深めるとともに、SNS等で日本の魅力発信等に取り組む予定です。

●今回の事業を通じて、韓国における対日理解の促進、日韓間の相互理解と信頼関係の基盤強化に寄与することが期待されます。

引用元:(対日理解促進交流プログラム JENESYS2020(日韓大学生オンライン交流事業)|外務省 (mofa.go.jp)

私がこのプログラムに参加した経緯


外に出られず、人との交流を出来るだけ断つことを推奨され続けるコロナ禍。私はこの期間、今までの生活ができない中で、なにをしようとしてもどうせ今年は何もできないという気持ちから、”諦めること”が増えていました。

そんな中で、使う機会はないのに、授業であるからなんとなく韓国語の勉強は続けていました。でもインプットの時間はたっぷりあるけど、アウトプットの機会が全くないことに困っていました。「どうにか韓国人の友達と交流できる機会はないかな」と考えていたその頃、大学の案内で「オンライン日韓大学生交流事業参加団員募集」の記事を見つけ、応募に至りました。


man and woman sitting on rock

プログラムの内容


プログラムは計4日間で開催されました。
実際に行われたプログラムの内容を日程別にご紹介します。

1日目

開会式、オリエンテーション
【交流】グループ別交流(自己紹介、グループ別プログラムテーマの選定
討論)


初日はZOOMを使ってメンバーとの顔合わせを行いました。参加者全60名が9グループに分かれて、各チーム日本人3~4人、韓国人3~4人の構成となっています。この日は、チーム名を決めて、最終日にチームで発表する「コロナ禍でできる国際交流」というお題に対する内容を決めるために話し合いをしました。

日韓大学生交流プログラム

2日目

【講義】日本外務省
この日は、日本の外務省の方が来て、日韓関係についてを中心に講義をしてくださいました。講義中は、日本語で外務省の登壇者の方が話した後、韓国語の翻訳が入るという形で進行していきました。決して順調とは言えない日韓関係ではありますが、日韓の学生が同じ講義を聞いて、互いの国が直面している問題に対して考えるというだけでとても意味のあるものになったと思います。講義の最後には、学生側からの質問に外務省の方が答えてくださる時間があり、大人顔負けの鋭い質問が投げられることもありました。

日韓の関係がよりよくなるために努力している外務省の方の取り組みを知れた良い機会になりました。

【交流】グループ別プロジェクト中間発表,グループ別交流・討論
講義の後は、各グループの発表準備の中間発表が行われました。最終日の発表のテーマや構成、準備日程などを全体に向けて報告しあいました。発表するときに使う言語は、日本語と韓国語の両方です。代表者が母国語をそれぞれ話して発表するグループもあれば、語学が堪能な学生が、相手の言語(日本人なら韓国語、韓国人なら日本語)を使って発表するグループもありました。参加学生の語学力の高さにただただ驚きでした。


3日目

【交流】オンライン新年会
この日は、お昼の時間に任意の参加者が集まってオンライン新年会を行いました。普段は同じチームの人としか交流する機会がありませんでしたが、他のチームの所属している学生と交流でき、リラックスして楽しい時間を過ごすことができました。

交流の様子
交流会の様子

【講義】韓国外交部
前週の日本外務省の講義のように、韓国外交部の方の講義を受けました。韓国側からの日韓関係についての話を聞くことは滅多にないので、とても勉強になりました。日本にいると、否定的なニュースを目にすることが多いですが、隣国である日本との関係改善に向けて韓国側がしている努力や日韓に関わる心温まるエピソードを聞けて、新しい視点から日本と韓国について考えることができました。

【交流】グループ別交流・討論
次週に控えたグループ発表に向けてグループに分かれて準備を行いました。私の所属するチームでは、新しい国際交流の形として、日韓の学生がお互いの生活や文化、地元のおすすめのスポットなどを自由に書き込めるウェブサイトの作成を提案し、それを使って発表することになっていました。発表の最後には、お互いに向けての応援動画も流します。

webサイト
kこ国際交流sささおさ

4日目

【オンライン視察】日本:高麗神社(埼玉県日高市)
日韓文化交流基金のスタッフの方が、韓国と深いかかわりを持つ埼玉県の高麗神社に足を運んでくださり、宮司さんが境内を案内してくださる様子を生中継してくれました。

日韓友好

【オンライン視察】韓国:昌徳宮(チャンドックン)(ソウル市)
日本の視察が終わった後、韓国の昌徳宮の視察を行いました。こちらは事前に撮影されたVTRを視聴しました。

昌徳宮
昌徳宮視察の様子

【交流】グループ別プロジェクト発表
プログラムの最後に、チームごとに発表を行いました。私のチームは、コロナ禍での国際交流の形としてウェブサイトの作成を提案しましたが、他のチームは、お互いの国の食べ物を作ってオンラインでパーティを開いた様子を発表したり、コロナ禍でのそれぞれの大学生活を発表したりしていて、チームのカラーが感じられてとても面白いものでした。

応援動画
私達のグループが発表の最後に流した応援動画の一部です

参加して感じたこと

このプログラムでは、日韓の大学生でコロナとの向き合い方について真剣に討論したり、日韓関係がよくなっていくためには、どうしたらいいのかを話し合ったりして、オンラインながらもとても濃密な時間を過ごすことができました。ただ、対面していない分、物理的な安心感や親近感が湧くのに時間がかかり、オンラインで議論することの難しさも感じました。結果的には、このプログラムに参加したことで、コロナ禍でも今だからこそできることを考えて、引きこもりがちだった以前の自分と比べると、できる範囲でとても行動的になったと感じています。

良くも悪くも、時間は容赦なく平等に進んでいくので、これからも興味があることがあれば迷わずに一度飛び込んでみようと思うようになりました。

choice

無料の言語アプリ紹介

ここまでは、筆者が実際に参加したオンライン国際交流プログラムについてご紹介しました。ここからは、もっと気軽に世界と繋がれる、おすすめアプリを2つご紹介します。

Hello Talk

HelloTalk

言語学習者なら一度はこのアプリを聞いたことがあるのではないでしょうか。ユーザー数は世界で1500万人以上、対応する言語数は150ということで、まさに世界中の言語学習者が利用しているアプリです。

Hello Talkの特徴

① 間違った文法や単語をネイティブに訂正してもらえる

例えば、今日あった出来事をタイムラインに英語でつぶやいたとします。そこに文法や単語の間違いがあればネイティブから訂正のコメントをしてもらえます。単純にその投稿に対するコメントも来るときもあるので、そこから話が繋がったりするので楽しいです。

② 翻訳機能がついている

翻訳ボタンがあるので、わからない言葉が出てきても一瞬で調べられます。

Hello Talk
翻訳が出てくるので、いちいち調べる手間いらず


③ トーク機能で1対1のコミュニケーションができる

モーメントと呼ばれるタイムラインでの交流に加えて、1対1での交流もできるので、趣味が合う人や仲良くなりたい人とはメッセージを続けたり通話したりすることができます。


Tandem

Tandem

Tandemは日本語が言語登録されてからまだ日が浅く、日本人にとっては比較的新しい言語交換アプリだと言えます。出会い目的ではなく、本気で言語を勉強したい真面目なユーザーが多いと評判が高いアプリです。

Tandemの特徴


① アプリをインストールしてからプロフィールの審査があるので安心

このアプリを利用したい理由や、どの言語の学習をしたいかなどを記入し、利用申請を送ります。筆者の場合、承認まで4日ほどかかりました。

Tandem

② 個人チャットのみでの交流
Tandemは、モーメント機能があるHello Talkと違って、個人チャットのみの交流です。日本を勉強したい外国人からメッセージが来るのを待つか、自分からプロフィールを見て、気になった人にチャットを送ります。


③ Hello Talkと比べると、多くの人からメッセージが来る

Tandemはアプリを開くと、ユーザーのオンライン情報が更新されるので、今連絡を取れる人がわかります。そのため、10分もアプリを開いていると10人からメッセージが来ることも少なくありません。


まとめ


コロナ禍でも外国人と交流できる機会はいくらでもあります。むしろ、コロナ禍だからこそできる、交流のかたちが増えてきているのも事実です。オンラインの交流事業を検索してみたり、アプリで友達を作ってみたり、積極的に行動していくと、コロナ禍での大学生活でもいい思い出ができるきっかけになるかもしれません。


profile


執筆者 もも
大学3年生。大学では、観光学と言語学、英語や韓国語などを学んでいます。趣味はNetflixを観ること、刺繍、料理、旅行などなど。マイウェイ部では、現在ライターとして記事執筆に取り組んでいます。


マイウェイ部では、「【外国人とのコミュニケーション】「やさしい日本語」とは?」や、「【未就学児童ゼロへ!】外国人保護者を支えるまちづくり例」などの記事を公開しています!ぜひご覧ください。