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【業界研究】これを読めば完璧!?食品業界の分類や仕事内容・トレンドを把握して理解を深めよう!

食品業界

年も明け、就活生は志望する業界を絞り始めた人も多いのではないでしょうか

この記事では、人気な業界の一つである食品業界について、食品業界の分類や仕事内容、食品業界で働く適性がある人、さらにトレンドを紹介します

ぜひ食品業界について理解を深めたい人は、業界研究に役立ててください!

オススメ記事:業界研究のやり方を徹底解説!業界と職種の違いを理解して就職活動を有利に進めよう


食品業界の分類

まず、食品業界の企業の分類を紹介します!

食品業界の中でも、サプライチェーンのどの位置で仕事をしたいかによって業務内容も変わってきます。はじめにどのような企業があるのかを理解しましょう!

①メーカー

まず一つ目が、日本に約3万社もある食品メーカーです。

食品メーカーとは、買い付けした原料を加工して食品を製造している企業です。その後、その製品を卸売りや小売店などに販売しています。
スーパーなどでよく見る家庭用商品を主に製造しているメーカーや、加工商品、業務用商品に強みをもつメーカーなど、多様な食品メーカーがあります。

消費者のニーズに応え、他社と差別化を図った価値を創造し、強いブランド力をもつことができるように、「モノづくり」と「ブランディング」の双方に取り組んでいます。

ゆみ

味の素グリコ明治など、耳にしたことのある有名な企業が多いですね!

②食品卸(商社)

二つ目は、卸売業です。

メーカーと小売店の間に位置し、商品の流れを効率化し、交通整理をすることが卸売の役割です。卸売は、販売経路を開拓し、小売に販売するという点で調達・販売機能をもつと言えます。また、メーカーから仕入れた商品を保管して小売店まで運ぶという点で物流機能をもっています。

一方で、商社は卸売業の一つですが、物流機能をもたず、輸出入貿易や国内における製品を中心に商業を行っている会社です。その中でも、多様な分野の商品やサービスを取り扱う商社が総合商社、ある分野だけの商品やサービスを取り扱う商社が専門商社と別れています。

③小売

三つ目は、消費者に直接商品を販売する小売です。

コンビニエンスストアやスーパーマーケットがこれに該当しており、消費者と直接関わることから、変化し続けている消費者のニーズを常にマーケティングしています。生活者の購買行動や求めるものなど、多大な情報をもっていることが大きな特徴です。

一次産業やメーカー、卸の全ての思いを消費者に届ける使命があり、社会や消費者の暮らしを支える店づくりを行っていく必要があります。

さらに、そろそろOB訪問をしようと考えている人はこちらの記事も参考にしてみてください!
【就活への第一歩】OB訪問ってなに?事前準備から当日までの流れを解説!


食品業界の仕事内容

次に、食品業界の仕事内容について職種別に紹介します

自分の就きたい職種をなんとなく決めている人も多いと思います。
ここでは、4つに分けてそれぞれ解説します。

①営業

食品業界の営業は、食品メーカーでは、スーパーや小売店へ、商社では、食品メーカーや卸へ商品の営業と提案を行います。

営業の仕事は、新商品を市場に売り出すとともに、他社の情報やトレンドをカスタマーから吸収して、マーケティングや商品開発部門に共有する大事な役割をもっています。

部署は地域、商品ジャンル別で構成されることが多く、社内だけでなく社外でも多くの人と関わるため、高いコミュニケーション能力が求められる仕事です。

②マーケティング

マーケティングの仕事は、市場の拡大や開発に携わります

常に、消費者のニーズを読みとり、市場のトレンドを分析し、それらに合った商品を開発し市場に投下しています。
マーケティング業務は幅広く、商品企画や販売チャネルの開発、売上データの分析などを地道にこなし、消費者にとって魅力的な商品かつ手にとってもらえる商品を確立する必要があります。

また、実際の現場に出ておくことが重要であるため、営業職を経験してから、マーケティングに配属されることが多いと言えます。

③研究開発・生産技術

研究開発職では、求められている商品を実現する仕事であり、原材料や添加物から商品の開発、既存商品の改良などを行います。
基礎研究、応用研究で得た法則や知識を元に商品やサービスの開発を行い、基本的に理系出身の人が多い傾向があります。

生産技術職では、商品化研究を活かしながら、低コストで安全・高品質な食品を生産するための技術を作っています
生産技術力により商品の差別化を図ることができるので、競争力につながる重要な役割を担っています。

④生産管理

生産管理の仕事は、安全かつ高品質な食品を効率的に生産していくための仕事です。

工場管理では、工場の生産計画の作成、進捗管理、現場サポートなどを行い、品質管理では、従業員の衛生管理や細菌検査業務などを行っています。
人々にとって不可欠な食品を取り扱っているため、安全な環境で安定的に生産することが求められており、顧客からの信用を失わないように、慎重で入念に仕事をすることが求められています。


食品業界に向いている人

食品業界は、就活生に人気な業界であり、志望する人も多いと思いますが、では、どのような人が食品業界で仕事をしていく上で適しているといえるのでしょうか。

まず、食品を扱うということで、「食」が好きで「食」に対して興味がある人が前提だと考えられます。
料理が好きであったり、色々な飲食店に行くことが好きだったりすることで、興味関心を強く持ちながら仕事に取り組み続けることができるでしょう。

また、責任感が強いことも食品業界で働く上で重要です。
先程延べた通り、人々に必要不可欠で、命に関わる食品を生産・販売する仕事なので、安全で安心な商品を消費者に届ける必要があります。
消費者の命に直接関わるという点が食品業界での仕事ならではの特徴であり、真摯に責任感をもって仕事に取り組める人が、大きな信頼を得られます。


食品業界のトレンド

新型コロナウイルスの蔓延によって、食品業界も大きな影響を受けています。
例えば、「おうち時間」が増えたことで外食をすることが減り、デリバリーサービスを利用したり、スーパーなどで買ったりして、家で食事をすることが多くなったのではないでしょうか?

ここでは、業界研究に必須である食品業界におけるトレンドを紹介します。
食品業界の動向を把握し、就職活動に役立てましょう!

①SDGsへの取り組みの強化

まず、コロナ蔓延以降、SDGsに熱心に取り組む企業が増えました。

例えば、森永乳業では、ロングライフ商品を開発することにより食品ロス削減を目指しています
食品と容器の殺菌を別で行い、無菌の状態で包装することで、防腐剤や保存料を使わず、「おいしさ」と「長持ち」の双方にこだわっています。この商品は、家庭での食糧廃棄率の低下を目指しており、食品ロス削減に繋がると考えられています。

SDGsに取り組むことで、環境への負荷を減らすことはもちろん、競争力を強くするためのビジネス戦略にもなっています。

②健康意識の高まり

また、外出する機会が減り家で過ごす時間が増えたことから、健康管理へ意識を高める人が増えました。それにより、企業は健康志向の高い商品を開発することに力を入れています

高齢化が進む中、健康に気を遣った商品の販売は増加していましたが、コロナ禍でより健康食品の需要は高まりました。
例えば、高たんぱくで低糖質のカップ麺や、美肌効果や動脈硬化の予防が期待されているカカオの濃度が高いチョコレートなどが挙げられます。

今後も健康志向食品のニーズは高まると考えられており、企業はそれらに応える商品を開発する必要があります。


おわりに

この記事では、食品業界への理解を深めるためのコンテンツを紹介しましたが、いかがでしたか?
業界だけでなく、志望する企業も絞ることができれば企業研究も深めてみてください!
忙しい就活生の業界研究に役立っていればうれしく思います!

さらに、他の業界も今後紹介しようと思っているので、ぜひチェックしてみてください!


後ろ姿

執筆者 ゆみ

香川生まれで、現在東京に住む大学3年生。ゼミでは都市政策学や地域経済を主に勉強中。趣味は旅行で、旅館に泊まることが好き。マイウェイ部ではインターン生として記事執筆中。