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【後編】大注目のボーダレス・ジャパン採用人事に聞く!面接官の本音、就活3大お悩み解決アンサー

ボーダレス・ジャパン採用人事/鈴木 健太郎

現在、社会問題をビジネスで解決する会社として大注目のボーダレス・ジャパンの採用人事を務める。学生時代は教員を志望していたが、日本全国の中高に出張授業を提供する教育活動での経験をきっかけに社会問題の解決に興味を持ち、ボーダレス・ジャパンに入社。子どもたちのより良い未来づくりや、子どもたちが持っている生きづらさに関心を持つ。

★ボーダレス・ジャパンHP
https://www.borderless-japan.com/
★新卒採用ページ
https://www.borderless-japan.com/recruit/fresh_rise/


「謙虚で素直な人は魅力的」

しまだ

鈴木さんは、面接をする時に何をポイント(軸)に見ていますか?

鈴木さん

弊社は起業家の採用をしているので、何を目的に起業という手段を選ぼうとしているのかという目的意識や、実際に起業をして何を実現したいかというビジョンをすごく見ていますね。あとは学生の人間性も見ています。

色々と見るところはありますが、よく言うのは人の意見を受け入れて、次のアクションをとれる素直さや謙虚であることをすごく大事にしています。スキルや実力のある人を採用するのではなく、どちらかというと目的や目標に向かって色々なことに頑張れるポテンシャルを持っている人を採用したいと思っています。

しまだ

面接をしていく中で、どういう風に判断していますか?

鈴木さん

受け答えの仕方もありますし、面接の中で「これってどうなの?」とこちらから聞く場面がありますが、その時に受け入れた上で自分の意見を改めて発言できるような姿勢で判断しています。

しまだ

現在はオンライン面接が主流になっていますが、どのような学生だと好印象に感じますか?

鈴木さん

質問に対して120%答えようとしてくれる前向きな姿勢だったり、うなずき、面接官の言葉を受けとめようとする姿勢は、すごく印象が良いと思います。オフラインの場合は学生の全身が見えるのでそういった姿勢が見えやすいですが、オンラインでは目線や姿勢が分かりにくいので、なおさらリアクションが大事になってきますね。

顔と目線しか見えない中で、面接官の話をどれぐらい理解してくれているかのリアクションが良い方は印象に残りやすいです。ですが、結局それぐらいかなと思っていて、オンラインでもオフラインでも学生の発言内容を1番重視して判断しているので、そこまで好印象に感じる学生に差はないですし、見ている視点を特別視しているわけではないです。


「起業家に向いている人は志がある人」

しまだ

近年起業家になりたい人が増えてきている印象ですが、起業家に向いている人はどんな人だと思いますか?

鈴木さん

いくつかありますが、「この問題を解決したい!」という志は社会起業家に限らず大切なことですね。ですが志だけではなく、「誰のためにこの問題を解決したいのか」という対象まで落とし込めているとベストです。

弊社は「この問題を解決したい!」という志はあくまで大前提として、「誰のためにその事業をしたいか」というところまで落とし込めていることが非常に大事だと思っているので、対象のいる問題に対して情熱を持っているかが、今後の伸びしろを判断する際のポイントになりますね。

鈴木さん

社会問題の解決という意味でいくと特にそうなんですが、能力のある人よりも、今は実力がなくても強い想いがある人の方が社会に必要だと考えています。

弊社は社会起業家が多くいるので、ソーシャルビジネスを作り上げてきたノウハウは提供できますが、唯一提供できないものはその人自身の目的意識や想いです。なので、実力や学生時代の起業経験は全く求めませんが、それよりも何を解決したいかという想いが大切です。また、謙虚さと素直さも大切にしています。

しまだ

能力よりも想いが大事、というのは新しい発見でした。その他にはありますか?

鈴木さん

そうですね、努力できる人だけではなく、物事を継続して実行できる人が起業家のポテンシャルとして大事だと考えています。事業が失敗する時はたった1つです。お金が無くなった時ではなく、「その事業を辞める時」なんですね。

その時に次何ができるかを考えて再トライできる、継続して辞めないことが起業家に必要なことだと思っています。ノウハウを知っているのではなく、自分の目的に対してストイックに継続できることが1番大事ですね。

正直、本当に解決したい社会問題のための解決であれば誰もが努力できるとは思います。その上で、時に失敗や挫折のような障壁があっても乗り越えていけるために、その努力を継続していける人かどうかを面接では重視しています。


「知らない世界を知ることが大事」

しまだ

最後に、学生時代に何かしておいた方が良いこと、意識するべきことがあれば教えて下さい!

鈴木さん

今の自分の世界観で物事を考えずに、知らない世界を知ることですね。やりたいことは人生の中で変わりますが、変える選択肢がないとそもそも変えていけないので、食わず嫌いせずに広げられるだけ世界を広げて選択肢を多く持つことがその後の人生の財産になります。

そこで、世界の広げ方として私がお勧めしたいのが、人から聞いた話やネットで得た情報ではなく、現地に行ったりそこに関わっている人に話を聞いたりするなど、積極的に一次情報をとりにいくことです。例えばYoutuberになりたいと思った時に、ネットの情報を見ることだけではなく、実際に会いに行ったり、実際に自分でやってみたりすることがその世界を理解する近道になると思います。

しまだ

本日は貴重なお話、有難うございました!


「番外編:鈴木さんの就活についても聞いちゃいました!」

しまだ

鈴木さんの就活について教えて下さい!

鈴木さん

元々教員志望だったので、教員免許が取得できる学部に入りました。子どもたちのより良い未来や、子どもたちが持っている生きづらさを教育というアプローチでできることはないかなとずっと考えていて、そうなった時に教育に関わるとなると教師が真っ先に思い浮かんだので、そういう目的のために教師になれたら良いなと考えていました。

学生時代は様々な活動をしていたのですが、その中でも「Beyond School」という団体を立ち上げたことは大きな転換点になりました。中高生が生まれや教育環境により抱える¨選択肢格差¨を是正するために、日本全国の中高に出張授業を提供する団体です。

鈴木さん

この団体で学校の中に入って教育活動をする中で、何が原因でいじめが発生するのか、なぜ子どもの個性が尊重されないのかを考えた時に、学校の中に原因があるのではなく学校の外=社会に原因があることに気付きました

この経験から、社会問題に取り組みたいと思い、教師とは別の方向性で就職活動を始めました

鈴木さん

受けていた企業としては、社会問題をビジネスで解決している企業や、草の根で現場で活動しているNPOなどですね。単にソーシャルビジネスに取り組んでいるのではなく、社会問題に対して自ら挑戦していける環境を求めていたので、その点に魅力を感じ今の会社を選びました。

実は弊社を受ける前にいくつか内定を頂いていたのですが、それを全て捨てて再度1から就活を始め弊社に出会いました。最初はビジネスの経験を身につけてから起業しようと思っていたのですが、社会問題は2、3年もすればどんどん深刻化していきます。自分が実力をつけている間にそれを任せて良いのか?子どもがその間放置されて良いのか?と考えた時に、大手ではなくスピード感のあるベンチャーで働こうと思いました。


本記事の執筆者:しまだ

兵庫県出身のしまだです。ライター初心者ですがこのメディアを少しでも多くの人に見て頂けるよう、精一杯頑張ります!よろしくお願いします。


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