18歳からクレジットカードを作れるようになったし作りたいけど怖いから作るのを戸惑ってる。そんなあなたにクレジットカードの仕組み、機能を分かりやすく説明します!
クレジットカードってぶっちゃけなに?
クレジットカード(credit card)は商品、サービスを購入する際に現金を使わずに決済することのできるカードを指します。
仕組みとして店舗や通販の代金を一時的にカード会社が負担し決まった日時に銀行口座などから引き落としがされます。店側は商品の代金のうち数%をクレジット手数料を差し引いた金額を受け取ることができます。
クレジットカードのメリット
クレジットカードのメリットとしてあげられるものは主に3点で
①現金がいらず決済が楽、②ポイントが貯まる、③付帯サービスが充実しているです。
①現金がいらず決済が楽
近年ではキャッシュレス化が進んでいることもあり、ほとんどの店舗でクレジットカードを使うことができます。最近では効率化でキャッシュレスオンリーの店舗も増えてきました。
またスマートフォンにカードを登録し支払うことのできるサービス、(apple pay google pay)が普及してきたこともあり財布のサイズを格段に小さくすることができるようになりました。
インターネット通販でもクレジットカードでの買い物が非常に便利です。クレジット協会による「クレジットカードに関する若年者向けアンケート」によると、クレジットカードの利用場所として一番多かったのがネットショッピングで71.3%もありました。クレジットカードのほかに通販で買い物をするには、代引きやコンビニ支払いなどがありますが、どちらも手数料がかかることが多いです。そのため普段の買い物では利用しなくても通販を利用するなら1枚は持っておくことをお勧めします!
②ポイントが貯まる
若年者向けアンケートでクレジットカードを作る決め手として31.4%と3番目に多かったのは、ポイント制度です。それくらいメリットと感じる人が多いということですね!多くのクレジットカードにはポイント制度があり、利用した金額に平均0.5~2%のポイント還元を受けることができます。また特約店で対象カードでお買い物をすると通常の還元とプラスしてポイントを還元してくれる制度もあるため、利用する店舗やカードを考えて利用することでお得にポイントをためることができます。
③付帯サービスが充実している
クレジットカードを所有するとついてくるサービスがあります。代表的なものとしてETCカードや海外旅行保険があります。特に保険についてはカードごとに特徴があり、使い分けることが大切です。また年会費のかかるカードはこの付帯サービスが豪華になり、最上位カードはコンシェルジュサービスやラウンジの利用が無料などのサービスを受けることができます。
クレジットカードのデメリット
デメリットとしてあげられるのは主に2点で
①お金を使っている感覚がないため使いすぎてしまう、②リボ払い・キャッシングローンです。
①お金を使っている感覚がないため使いすぎしまう
実際にお金を支払っている感覚がないのでマヒしてしまい、使いすぎてしまうというケースが多々あります。僕もクレジットカードを作りたての頃、お金を使っているという感覚がなかったので使いすぎてしまいました笑
使いすぎで支払金額が自分の支払能力を上回り、支払金額を支払えないとカードが止まってしまい、ブラックリストに名前が載ってしまいます。ブラックリストに載ってしまうと新しくクレジットカードを作れなくなってしまったり、ローンを組めなくなってしまったりとこれからの生活に支障をきたしてしまう可能性があります。
自分の支払能力を考えてカードを使うようにしましょう!
②リボ払い・キャッシングローンとは?
リボ払いとは月の支払金額を一定にし、支払う方法のことで、これの危ない点として高金利であることが挙げられます。例えば月の支払金額を1万円に設定すると、カードでいくら使っても月の支払金額は1万円になってしまいます。しかしこれにはカード会社によって異なりますが、平均15%の高金利が適用されます。
つまりいくら支払っても金利だけで支払い枠が埋まってしまい、元本の支払いが終わらないことになってしまいます。
キャッシングローンはクレジットカードに付帯している現金を借りることのできるサービスのことでリボ払いと同様に金利が高いです。気を付けて利用しないと返せなくなってしまい、親に迷惑をかけてしまうので利用する場合、よく理解してから利用するようにしましょう!
参考資料 クレジット協会 「クレジットカードに関する若年者向けアンケート」
実際に起こった恐怖事例
ここでは実際に起こった恐怖事例を紹介します。
引用元 独立行政法人国民生活センター
①クレジットカードの請求が利用金額より少ないと思っていたが、明細はアプリなので面倒で見ていなかった。確認すると、申し込み時からリボ払いで、100万円近い残額があることが分かった。(60歳代 女性)
引用元 東京くらしWEB
②買物に行ってクレジットカードで支払おうと思ったら、店員からこのカードは使えませんと言われました。クレジット会社に問い合わせると、100万円の利用枠がいっぱいになっていたことが分かりました。同時に、クレジットカードの支払方法がリボ払いに設定されていたことと毎月の元本支払は5千円で、それに約1万円の手数料が加算され、毎月1万5千円ほど引き落とされていたことも知りました。
このように気づかないうちにリボ払いに登録してしまっていて高額な手数料が請求されているというケースが後を絶たないようです。
怖い目に合わないための対処法
使いすぎや、リボ払い、キャッシングローンへの対策法
では実際にどうすれば怖い思いをせずにクレジットカードを利用することができるのか紹介していきたいと思います。
・使いすぎは家計簿をつけることが非常に有効です。マネーフォワード MEやMoneytreeといったアプリではクレジットカードを連携することができ、自動で記録してくれます。銀行口座も連携することができるので収支管理が楽に行えます。またカードによっては使いすぎ防止のアラートを設定することができるので使いすぎ防止に役立ちます。
・リボ払い、キャッシングローン
リボ払い、キャッシングローンに一番有効的な対策は発行する際にリボ払い、キャッシングローンを利用しないを設定することです。もうすでに発行しているカードはアプリやウェブサイトから確認、変更をすることができるので試してみてください。
クレジットカードはつくるべきか?
ここまででクレジットカードについて、メリット、デメリットについて紹介してきましたが、では実際に作ったほうが良いのでしょうか?
①社会的信用を得ることができる
クレジットカードはカード会社に発行の申請をし審査に通った人が持つことができます。基準は公開されていませんが一般的には属性情報と信用情報に分けられます。
属性情報とは、本人の支払い能力がどれくらいあるのかを推察するための情報で、勤め先や年収、家族構成などがこれに該当します。
信用情報は過去に借り入れやクレジットカードの利用履歴、返済滞納がないかなどの情報をさします。
参考資料 三菱UFJニコス mycard
②住宅ローンや自動車ローンに通りやすくなる
将来の大きな買い物として大体の人が思い浮かべるのが住宅と自動車だと思います。
しかしこれらは高額で一括で購入するのは難しいでしょう。
そこでローンという制度がありますが、銀行も信用のない人には貸してくれません。
基準は何項目もあり、職に就いているかや年収どれくらいあるのかも大変重要ですが、クレジットカードの利用履歴や返済履歴も項目のうちの1つに入ります。これを一般的にクレヒスと呼びます。(クレジットヒストリー)
延滞や借金をしていなければその分ローンに通りやすくなります!
以上の理由から大学生はクレジットカードを作ったほうがよいのではないかと思いました!
最後に
今回はクレジットカードについて説明させていただきました。
メリット、デメリット特にデメリットをしっかりと把握した上で安心して利用できるように心がけてみてください!
次回は基本的な知識はついたからクレジットカードデビューしたいと方に向けておすすめのクレジットカードを紹介したいと思います。
執筆者 つばさ
都内の大学に通う大学3年生です。大学では経営学を学んでいます。趣味は音楽を聴くこととドライブです!マイウェイ部ではインターンとして記事執筆中。