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オンラインで活躍するプログラミング講師、浦知希がこだわる「自由な生き方」とは?

オンラインプログラミング講師 東京工業大学 / 浦 知希

福岡県出身。一年間浪人し、東京工業大学の4年生。中学生の時、教師からパワハラを受けたことをきっかけに「自由に生きられる人生を歩む」ことを志す。手段として、大学1年生で「武者修行プログラム」に参加し、切磋琢磨し合える仲間に出会う。その後、「現状に満足せず、挑戦し続けたい」という想いがあったことから、大学2年次、興味のあったプログラミングを社会人に教える事業化しようと思い立つ。


「起業は、理想像を実現する為の手段」

かわちゃん

今やっていることを、具体的に教えてください。

浦さん

30代の社会人をターゲットに、オンラインでプログラミング講師をしています。現在は全国の約20人の社会人の受講生に対して、スケジュール管理を一緒に行ったり、受講前に目標設定を一緒に決めたりします。その中でも受講生の目的は、「ホームページを作れるようになりたい」から「エンジニアに転職したい」など大きな目標まで様々です。その為、自分で作ったテキストを通じ、上手くいかなかったプログラムについて質問回答しサポートしています。

かわちゃん

受講生と関わる中で意識していることはありますか?

浦さん

2つありますね。1つは、受講生と電話・オンライン始めメールなどで関わる機会を増やすようにしています。講義の初めに必ず目標から逆算した一日のゴールを共有します。共有する事で、受講生のモチベーションアップや、受講生の講義に対する満足度にも繋がると思います。

かわちゃん

起業した経緯を教えてください。

浦さん

僕にとって、起業は、「自由になる」為の手段でした。中学の頃、部活で顧問の先生に僕だけ怒られる日常が続きました。自分のやりたいことを言っても、全てに「NO」と言われる日常が嫌だったんです(笑)「受け身」の日常を変えたいという思いから、大学は「経営」「工学」を学べる東京工業大学に進学しました。

しかし、大学の勉強だけでは、アウトプット出来ず、夢が実現しないことに不満を感じました。アウトプットする場として、大学1年生の時に、ベトナムで2週間ビジネスを実際に考えてプレゼンする「武者修行プログラム」に参加しました。そこで、知り合った武者修行プログラムの社長の方が、僕の求めていた「自由」に生きていた方で、イメージが現実に変った瞬間でした。帰国してすぐに、プログラミングの事業を始めました。

かわちゃん

なるほど、元々プログラミングのスキルはあったのですか?

浦さん

全く無かったです(笑)やりたいことはなかったんですけど、プログラミングには、興味はありました。武者修行プログラムを通じ、「自由に生きたい」という生き方は定まったので、事業を立ち上げ、教えながら学んでいこうと決意しました。

かわちゃん

その中で、苦労したことを教えてください。

浦さん

授業との両立と集客です。授業との両立では、授業の合間で、課題やアルバイトに加えて、受講生のフィードバックや質問回答をしなくてはいけなかったので、両立することに苦労しました。集客では、Twitterをメインに呼びかけを行っていました。今では、自然と受講生が集まるようになりましたが、ターゲット層の方を見つけたら、個別でメッセージを送っていました。


「スキル以上に、人間力の向上」

かわちゃん

どう苦労を乗り越えたのですか?

浦さん

人にアドバイスを取り入れながら、乗り越えました。今まで「完璧主義」の部分があり、一人で解決しようと頑張ってきたのですが、結局上手くいかないことが多かったんです。そこで、人に相談しアドバイスを求めるようになりました。「人」として成長できましたと思います。

かわちゃん

スキルを向上させ、苦労を乗り越えるよりは、人間的に成長出来たんですね。

浦さん

そうですね。もちろん、プログラミングスキルを身につけ苦労を乗り越えたこともありました。それ以上に、サービスを提供する一人の「人」として、人間性を磨くことが出来たと思います。今では、考え込まずに人に相談することが出来るようになりましたね。

また、自分に対して言い訳を言わなくなりました。事業が上手くいくまでは、出来ない自分に「保険」を掛けていることが多かったです。例えば、テストの点数が悪かった時、「時間が無かったからしょうがない」と言い訳ばかりしていました。周りのせいにする事が多かったです。

かわちゃん

なるほど、そこからどう成長したのか教えてください。

浦さん

そうですね。徐々に自分の事として受け入れるようにしていきました。一つひとつ自己責任であることを意識し直すようにしていました。


「現状に満足したら、成長できない」

かわちゃん

将来の「理想像」を教えてください。

浦さん

現状に満足せず、挑戦し続けていきたいです。裏を返すと、現状に満足するときは来ないんですよね。例えば、webサイトを作るのに、一つのプログラミングのスキルが身につけると、もっと他のスキルを身につけより良いwebサイトを作りたいと思うんです。やりたいことは、更新され続けるますね。その為、お互いに切磋琢磨し合える仲間と一緒に仕事をしていきたいと思っています。

「多くの行動をしていくより、縦に積み上げていく」

かわちゃん

ハードな生き方ですね。これからの人生設計を教えてください。

浦さん

そうですね。このまま事業を続けていきたいと思っています。出来ないことを出来るようになった時の「成長」を感じられることがたまらなく嬉しんですよね。ただ、今は本当にやりたいことがないので、就職してもいいと思っています。ただ、「自由になりたい」という理想の自分に近づく為に、事業を続けていきたいですね。

かわちゃん

最後に学生に一言お願いします。

浦さん

縦に積み上げていってほしいです。留学、学生団体、インターンなど横を広げている学生は多いと思います。その中で、一つでも没頭できるものを見つけ、極める努力をしていってほしいですね。

かわちゃん

やりたいことがないからこそ見つける為に、色々な事に行動している学生が多いように思います。浦さんの「やりたいことの探し方」は何でしょうか?

浦さん

やりたいことは、変わると思うんです。無理矢理見つけたものは、本当にやりたいことは違うと思うんです。やりたいことは、気付いたら興味のあるものだと思います。だからこそ、やりたいことが見つかった時に出来るような状態でいる為、基本的なビジネススキルを身につけておくことが大切だと思います。


本記事の執筆者:かわちゃん

群馬県出身のかわちゃんです。記事を通じ、キャリア・問題解決できるきっかけになればと思います。よろしくお願いします!


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