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ロボ開発に携わる大学3年生が、就職せず起業を選んだ理由

  立命館大学 / 北谷 駿

1999年滋賀県出身。2社で長期インターンを行う。1社目では、Webマーケティングの会社でライターからマネージャーを経験。現在は上場企業でwebマーケター兼エンジニアとして活動中。さらにインターン先で出会った仲間と起業し、人事の方向けにSaaS事業のサービスを立ち上げ中。


「ベッドを貸してくれた友人が今のビジネスパートナー」

かわちゃん

本日はよろしくお願いします!北谷さんは人事向けサービスを事業として起業しているようですが、その経緯を教えて下さい!

北谷さん

「起業したい」と考えていた時に、長期インターンでめちゃめちゃ面白い子(後に一緒に事業を行う仲間)に出会ったことがきっかけです。 起業が目的になっていた僕に対し、彼は「人事のお困り事」に需要があると考えていたんです。「起業したい僕」「やりたいことのある彼」のニーズが合致し、今があります。

北谷さん

あと彼の人柄にも惚れましたね。「HPを作って欲しい」と頼まれて、彼の家で合宿をしたんです。その時に過去一手厚く持て成されたんです(笑)僕がベッドで寝て、彼が下で寝るとか。毎食作ってくれたり、色々なところに連れて行ってくれたり。とにかく感動しました。

かわちゃん

優しい方ですね!「何をやるかではなく、誰とやるか」が重要だったんですね。HPを作れることが彼との起業のきっかけみたいですが、HPの作り方は長期インターンで学ばれたんですか?

北谷さん

独学で学びました。2社の長期インターンでは、webマーケティングとしてライターからマネージャーまで担当したり、今も働いている2社目ではwebマーケター兼エンジニアとして、パソコンの自動操作のロボット開発に携わったりしています。


「属する環境を変える事が成長の鍵」

かわちゃん

ライターからロボット開発、幅広い分野で活躍されていますね。真逆の分野だと思うのですが、なぜロボット開発のインターンを始めたんですか?

北谷さん

「データサイエンス」を学びたかったんです。これを軸に企業を探したところ、今のインターン先が軸に当てはまる唯一の企業でした。唯一の企業なのに、インターン選考がめちゃめちゃハードル高かったんです。正直行けるかヒヤヒヤしていました。というのも、選考内容は1週間でロボット開発をする課題でした。受かるために、死に物狂いで「python」を中心にプログラミングの勉強をしました。

かわちゃん

死ぬ気で勉強した事が実を結んだんですね。かなりレベルの高いインターンみたいですが、2ヶ月前と比較して「成長したこと」はありますか?

北谷さん

ビジネスの面では、自己解決力と作業効率化ができるようになった点です。自己解決力は、「基本ググったら解決できる」ということです。ググり方も工夫するようになりましたね。大まかなカテゴリー「携帯電話」から、細分化されたカテゴリー「iPhone11」というようにカテゴリー別で検索するとか。また英語で検索し、Google翻訳機能で教えてもらうといった手法も使っています。作業効率の点では、ショートカットキーを含めPCの基礎能力が身についたり、専門的なスキルが身についたことで時間指定をしたり作業効率が向上しましたね。

かわちゃん

英語検索する方法いいですね!若い時こそ、可愛がられる人材になることも成長のポイントだと思います。人間関係で学んだことはありますか?

北谷さん

そうですね。いかに結論ファーストで論理的に伝えるかという点です。インターン先の僕の教育担当は、忙しい方なんです。遠慮せず、限られた時間で分かりやすく伝えるように心がけています。その経験が、現在行っている忙しい人事の方の定性調査で役立っています。


「トライ&トライ」

かわちゃん

インターンで大きく成長したんですね。実際に人事の方へアポイントを行い、どうでしたか?

北谷さん

「悔しい」の一言です。特に強く感じたのが最初のアポイント。皮肉にも、僕のビジネスパートナーがめちゃめちゃ上手なんですよ。彼と比較した自分、自分に対する期待値との「差」のダブルパンチで、とても悔しい思いをしました。

かわちゃん

相当悔しい思いをされたんですね。「差」を縮めるために、何をされたんですか?

北谷さん

アポイント終了後、即書店に行って営業本を5冊買い、必死で読みあさりました。その後のアポイントで2つのことを実践しました。一つは、話を聞いている時の自分の反応です。表現とか、うなずきとか。もう一つは、プライベートの話をするように心がけています。「次また会いたい」と思ってもらうことが大切なので。実践した結果、ヒアリングした相手からLINEで「とても話しやすかった!」と嬉しい感想を頂けました。

かわちゃん

逆境を乗り越えるためにトライを繰り返し、成長しているんですね。実際にヒアリングしてみて、「人事のお困り事」はどういった課題でしたか?

北谷さん

ベンチャー企業の人事の方の課題は、「ターゲットである学生と出会えない」ことでした。学生が来ても、求人像と異なり採用に繋がらないとか。つまり、採用コストと結果がコミット出来ていないことに課題を感じました。

かわちゃん

そこで、今のベンチャー企業が学生と出会えるSaaS事業を始めようとしているんですね。今後、就活市場でサービスをどのような位置づけにしていきたいですか?

北谷さん

ベンチャー企業って、本当にいい企業が多いんですよね。そのため、学生側にとっては運命の企業に出会えるサービスにしていきたいですね。それ以上にこのサービスは人事の視点から始まっているので、経費削減に貢献したいと思います。


「夢を叶えられる自分になるために」

かわちゃん

掘り出し物に出会えた時の感覚に似ていますね。この事業以外にも、北谷さん自身が描いているビジョンはありますか?

北谷さん

世界全体で教育を受けられない子供をなくすことです。というのも、僕自身サッカー選手を目指してきましたが高校になっても芽が出なかったので、大学では辞めたんです。今までずっと目標に向かって頑張ってきたけど、急に目標がないことをもどかしく感じていましたね。俯瞰して世界を見た時、教育も受けられず目標を見つけられない子供達がいることに気付きました。そこで彼らの選択肢を広げるため、将来は学校を作りたいと思っています。

かわちゃん

そうだったんですね。そのビジョンに向かって、必要な人・金・情報・モノではなく、スキルを今集めているんですね。


「リスクを恐れ挑戦できずにいる学生の皆さんへ」

かわちゃん

就活をせず起業をするみたいですが、キャリアに対する心配はありませんか?起業に失敗し、キャリアに傷がつくと考える学生も少なくないと思います。

北谷さん

これからの時代、スキルのある人が生き残っていきますよね。そうなった時、起業で失敗した学生・若い社会人の方が圧倒的に優秀だと思います。恐れずに一歩踏み出して欲しいです。

かわちゃん

最後に起業した学生に対して、一言お願いします!!

北谷さん

迷っているならやろう!起業したいと思っている学生は、他の学生よりも学んでいることが多いと思います。だけど、アウトプットが圧倒的に少ない。アウトプットして初めて学びになります。なので恐れずに挑戦して欲しいです!!成長スピードも圧倒的に速いです!


本記事の執筆者:かわちゃん

群馬県出身のかわちゃんです。記事を通じ、学生一人ひとりが「らしい」キャリア築けるきっかけになればと思います。よろしくお願いします!


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