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「食」の学生団体を法人化した望月祐佳さんに独占インタビュー!

一般社団法人Mealink 代表理事 / 望月 祐佳

高校時代、身体を壊したことを機に、食の大切さを実感。その後、大学時代に、学生団体Mealinkを立ち上げる。学生食堂や飲食店へのメニュー提案、野菜販売など「食」をテーマに活動。卒業後は個人事業主として働き、Mealinkの活動を続けながらも、三年間半商社でも働く。「食を通して健康でいることの大切さを多くの人に伝えたい」という想いから、Mealinkを任意団体から法人化する。 その後、料理教室・料理コン開催、企業向けセミナーなど、様々な事業を通して「食」の大切さを発信している。


学生団体を会社に

かわちゃん

本日は、よろしくお願いします。早速ですが、望月さんの活動内容について教えてください。

望月さん

一般社団法人Mealinkの代表理事、個人事業主としてはマーケティングの分野で企業研修をはじめ複数の仕事に関わる働き方をしています。また、「食育」に関する知識を深めるため、栄養の専門学校の学生でもあります。Mealinkでは「食育」を軸に、料理教室や「食」のイベント、企画企業に対しメニュー開発の提案、料理コン等を主催しています。

「食」「料理」「健康」をキーワードに活動しています。弊社の変っている点は、学生団体から始まった活動で、他にも複数の仕事をしながら関わるスタッフが多い点です。

かわちゃん

スタッフの皆さん、多方面に活躍されているのですね。

望月さん

そうですね。2016年に法人化したのですが、その時に既にスタッフは、各々すでに社会人として働いていました。私も自営業で他に複数の仕事もしていますし、栄養士として現場にでているスタッフもいます。色々な方に関わってもらいながら各々仕事や活動をしています。

かわちゃん

学生団体として、御社を立ち上げた経緯は何ですか?

望月さん

原体験が大きいですね。高校時代に身体を壊し、普通に生活できなくなったことから「食」「健康」の大切さを感じました。そこから、独学で食や栄養について勉強するようになりました。さらに、同世代の人達と「食」を共有できるコミュニティがあればいいなと思い、Mealinkを学生団体として立ち上げました。学生団体としては、大学の食堂、レストランへのメニュー提案や雑誌にコラボ連載、「マルシェ」と言われる都内の市場で、野菜の販売等に携わらせていただきました。数十名のメンバーがいたのですが、そのうちの一人のメンバーの学校で、実際に提案したメニューが販売されたりもしました。

かわちゃん

学生がメニュー開発をしたんですね!社会人の方の反応はいかがでしたか?

望月さん

そうですね。学生が主体でやっていたので、無視されることもあったのですが応援して頂けることも多かったです。卒業後も、採用してくれた学校に対し、メニュー提案を5年以上引き継いで行ってくれて、とても反応は良かったです。


ボランティアの限界

かわちゃん

ボランティアから法人化したとのことですが、何が大変でしたか?

望月さん

今も毎日試行錯誤です。難しい点としては、切り替えのタイミングに、ボランティアでやってきたことを事業化する必要があるのかという議論、各々が会社員をしていたので時間的な制限、事業を全て変えることですかね。

例えば、今まではボランティアとして出来ていたことでも、事業として仕組みを変えなければいけませんでした。また、ボランティア時は、自分たちの好きな時間で、収益よりも想いを形にしようとしていたのですが、そういう点でも変りましたね。収益化するとなると、ある程度調節しないとやっていけない部分もありました。あとは、スタッフのみんなが主体的に考えてくれるにはどうしたら良いか、考えています。事業を広げていくときに、スタッフ一人ひとりが仕事や活動に対し意味づけを持ち取り組めているかが重要になってくると思います。

かわちゃん

スタッフのモチベーションを上げるために、何か行いましたか?

望月さん

声かけ、役割分担、目標共有などいまも模索しています。目標共有の面では、毎年ビジョン・ミッションをその代の人達で主体的に働けるように、定義をし直したり話し合いを行なっていたりもします。

かわちゃん

卒業後は会社員として働き、その後独立されたのですか?

望月さん

卒業後、1年間は個人事業主として様々な仕事をしていました。さらに専門学校に通っていました。学生をやりながらフリーで生きていこうと思っていました。就職したのは、大学卒業二年目の年からです。社会経験もなく個人事業家として生きていくのは厳しいと思いました。そこで、三年半、商社で働きました。そこで、教えていただいたことは多かったです。学生団体の時に自我流でやっていたことを、会社に入り詳しく教えていただけました。

また、会社で働く中で、Mealinkをボランティアではなく事業にしようと決意しました。会社員・Mealinkと二足の草鞋で活動している際に、ボランティアでやっている以上はMealinkの活動は限られた時間しか持てないと感じました。Mealinkから給料を払えるような仕組みにしないと一生時間をかけて取り組む事が出来ないと思い、任意団体から法人化しました。


違和感を貢献に変える

かわちゃん

Mealinkの活動を通じ、どのように社会貢献したいですか?

望月さん

食を通して生涯健康で過ごせる人を増やしたいです。個人的にも大学時代に学んでいた臨床心理学の学びを活かし、食のカウンセリングで、人に寄り添える提案ができるようになりたいと思っています。また、違う仕事で成長してきたMealinkの仲間だからこそ出来る事業をしていきたいです。時代の流れ・自分達に出来ることを含めて、求められることに答えられるよう常に成長しておきたいと思っています。

かわちゃん

色々なキャリアを積んできた望月さんから学生に一言お願いします。

望月さん

学生時代に感じている「違和感」を大切にして欲しいです。仕事だから、趣味だからと割り切って考えず、疑問を持ち続けてほしいです。できるうちにできることをどんどんやっておくといいなと思います。


本記事の執筆者:かわちゃん

群馬県出身のかわちゃんです。記事を通じ、キャリア・問題解決できるきっかけになればと思います。よろしくお願いします!