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人材会社のCEOから学ぶ新しい働き方(後編)

キャリアプ株式会社CEO / 石川 雄大

1988年愛知県出身。明治大学政治経済学部卒業。 その後、税理士法人、アクセンチュア、日本M&Aセンターで勤務。多様な環境で働きながら成長環境に身を置き、仕事・プライベートも含めたトータルライフを充実させたい思いがあった。そこで、ドリームインスティテュートで戦略アドバイザー、コモングッド役員を兼任しながらも、2019年10月、パラレルキャリアを支援するキャリアプ株式会社創業。


「敗者復活戦で勝てるファーストペンギンになる」

かわちゃん

今後、やりたい事業などありますか?

石川さん

現在、「年金2,000万問題」と言われているように、これからの日本は非常に厳しい状況になると思います。困る人を減らしていく為、ファイナンシャルプランナーを今年中にまずは100人育成したいと思っています。

また、事業を多角化していき、1人が1社を持つ社会を創る最先端の企業を創っていきたいと思います。僕たち世代で、夢に蓋をしている人も、夢を実現できるような社会を創っていきたいですね。

最近、小型船舶1級免許を取得したので「海に関わる事業」もしたいです。その他レストラン、コワーキングスペースも立ち上げる予定です。お酒も好きなので、「日本酒カルチャーを応援していく事業」も画策しています。地元が愛知なのですが、地方の活性にも積極的に取り組んで行きたいです。

かわちゃん

夢に蓋をしている人が、夢を実現できる社会にする手段はありますか?

石川さん

自燃性・可燃性・不燃性の3種類に分かれるとすると、可燃性の方が、自分が夢に向かって挑戦していく背中を見てくださったとき、それによって、自分も出来るのではないか?と前向きに捉えてくださる方が1人でもいらっしゃれば、それは本望です

一方、不燃性の方も燃えないわけではないのだと思います。環境が大きく関わってくると思います。例えば、僕は裕福ではない環境で育ちました。第1志望の大学に入学金が工面できずに行けなかったり、会計士を目指し大学と専門学校のWスクールをした学生時代には、朝から晩まで勉強する中、生活費を極限まで抑える1日300円の生活を2年間ほど継続しました。当時は本当にガリガリで、時々倒れることもありました。恐らく栄養失調だったのでしょう。

かわちゃん

学生時代は苦労されていたんですね。

石川さん

もっと苦労をしている方は世界に大勢いらっしゃるので、僕の苦労などは決して大したことはありません。それ以外にもお金や環境面の苦労は20代にたくさんしました。

地を這って頑張ってきた雑草魂の人間が報われることで、勇気づけられる人もいるのではないでしょうか。敗者復活戦で、一度は負けた側がどんどん勝ち抜いていく過程というのは、観客をワクワク、熱狂させ、感動を呼びますよね。

かわちゃん

確かに、挫折を経験した人は応援したくなりますね!頑張り続けている人が増えていって欲しいという感じでしょうか?

石川さん

生きていく姿勢・人との関わり方を大切に出来る人を増やしていきたいです。僕自身も、この生き方は大切にしています。その為、期待値の120%で打ち返し、死んでもやり抜くこと、これは幻冬舎の見城徹さんの言葉ですが、「義理・人情・恩返し」を大切にしています。

「人生のミッションは、どれだけ素敵な思い出創れたか」

かわちゃん

不燃性の人達の置かれている環境を変えてあげることが大切なんですね。

石川さん

そうですね。環境を変えてあげるというとおこがましいですが、例えば、発展途上国では毎日生きていくのがやっと、村を出るという選択すら許されない方もいらっしゃいます。

日本に生を受けた時点で、本当に恵まれている状況にいるのだと僕は思います。この恵まれた環境下にせっかくいるのなら、自分が出来る限りのことを精いっぱい真剣にやってみたい。環境に左右されずに夢の実現を応援できるプラットフォームも創っていきたいです。 

今は不燃性の人でも、たまたま環境がそうさせているだけかもしれません。環境が変わることでいくらでも変化できる可能性はあります。多くの方が夢を叶えられる社会を実現し、もっというと、後悔のない人生を歩める方を増やしたいですね。

かわちゃん

石川さん自身、どのような人生を過ごすことが理想ですか?

石川さん

僕は、「もっと周りの人を大切にしておけばよかった」「もっと自分の価値観を大切にしておけばよかった」「全力を出し切れなかった」などの後悔をしない生き方がしたいですね

また、周囲の人達にも、そのような後悔はして欲しくない。死ぬときは、わが人生一点の悔いなし!と心の中で叫びながら、友人や家族に囲まれて逝きたいです、いいやつだったなと(笑)。だからこそ、多様な人達と関わり合い、笑い合える、素敵な思い出をいかに多く創り出せるかが人生のミッションだと思います


「基本を大切に」

かわちゃん

最後に、学生に伝えたいことはありますか?

石川さん

3つあります。1つは、20代のうちは、出来ないことや課題に直面したときには歓迎して欲しいです。出来ないことを一つひとつ克服していけば、30代に突入したとき、仕事やプライベートも楽になります。自分である程度コントロール可能になり、出来ることが増えていくんです。その結果、仕事が楽しくなりますよね。

かわちゃん

「できないからこそ、とことん挑戦する」スタンスが大切なんですね。

石川さん

そうですね。もう1つは、20代のうちに、キャリアやライフスタイルの選択肢を広げる為、多様な価値観を持った人に出会い、色々な情報を取り入れた方が良いです。夢=知識です。

例えば、「ブルーラグーン」はアイスランドの南西部にある世界最大の露天風呂ですが、「ブルーラグーン」を知らなければ、そこに行くことは夢や目標になり得ないということです。つまり、当たり前ですが、知らないことは夢になり得ません。どんどん夢や目標とするライフスタイルやキャリアを収集しましょう。

かわかhん

白黒決めずに、情報収集をし選択肢を広げることが大切なんですね。

石川さん

3つめは、身体を一番大切にすることです。「病は気から」という様に、心と身体がアンバランスな時に、心身を壊しちゃうんですよね。その為、仕事を楽しむ努力をすることも時には大切なのですが、それでもキツいと思ったら、思い切って環境を変えてもいいと思います。

かわちゃん

貴重なお話ありがとうございました!


本記事の執筆者:かわちゃん

群馬県出身のかわちゃんです。記事を通じ、学生一人ひとりが「らしい」キャリア築けるきっかけになればと思います。よろしくお願いします!