株式会社Buying CEO / 豊泉 康一郎
1989年東京都出身。東京理科大学卒業。大学に入り、6年間公認会計士の勉強を始める。卒業後は、フリーター・予備校講師のバイトと勉強を続けている。周囲と自分の現状に危機感を感じ、株式会社Buyingの親会社であるウィザーズプラスに就職。日々の仕事の頑張りが認められ、2年目で最年少マネージャー。3年目には、株式会社Buying設立。中小向けの事業支援を行う。
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「成長意欲が起業の原点」
入社三年目に、親会社から企業経営を任されたことを機に独立しました。 起業したい気持ちはあったんですよね。リーダーを任される経験が多く、友人達も素質を感じていたのか「起業するだろう」と言われていましたね。 就職活動の時も典型的な経営者タイプの為、同じ会社に二回落ちたことがあるんです。
というのも、ある大手人材会社の役員面接官が性格診断テストを見て「本当に、ウチでいいのか?もしいいならもう一回エントリーしてほしい」と言われてエントリーしたんですよ。それで今度は違う面接官に、テスト結果を見ながら同じ事をもう一回聞かれて。その後、今の仕事でその企業の方と関わる機会があったんです。その時この話をして、求人用の性格診断テストを受けた結果、典型的な経営者タイプだった事が分かったんです。
三年目で代表になった方を、就活中に出会った事がないです。社会人一年目はどのような働き方をしていたんですか?
周囲よりも2年遅れて、社会人になったから成長したいと無我夢中で働いていました。毎日がアウトプットの連続で、先に社会人になった同級生に追いつきたい一心で仕事漬けの毎日でしたね。金曜日までびっしり働いて、土日は寝る為の日みたいな(笑)。それもあって、当時、付き合っていた彼女には、1年間会っていませんでした(笑)
「会社と共に成長し続ける」
仕事漬けの日々!私も「出来る人」になりたいので実践します!(笑)
三年目で起業し、苦労されていることはなんですか?
2つありますね。1つは人です。一番苦労しますよ。次期社長にしようと思っていた部下が辞めていくこともありますし。新卒の子に対しても僕から直接フィードバックして、人材教育には注力しています。
教育に直接携わるからこそ、ついつい部下に求めるものも高くなっちゃうんですよね。「自分でやった方が早い!」と思ってしまうこともあって。だから最近は仕事の分担を明確にしたんです。今まで携わっていた人事の部門はNo.2に任せて、僕は「意思決定」「マーケティング」を中心的に仕事する。 そこに携わる仕事は、一人でやるようにしていますね。
もう一つの苦悩は、自分の成長ですね。 今までは、経営者としての「センス」でやってきましたけど、去年くらいから「このままじゃダメだな」と思うようになってきましたね。そこから追い打ちをかけるようにコロナがきて。より仕事に邁進するようになりました。
具体的にどのようなことをしたんですか?
コロナを機に、千代田区にあった思い入れのあったオフィスを手放しリモートワークの会社にしたんです。請求書はメール化したり、契約書の押印は順次システム導入したりしていますね。結果、生産性は向上していますよ。
思い切りましたね。起業していて、すぐに意思決定できるのも魅力の一つですね。 実際に起業して見て楽しいですか?
楽しいですね。肩書きがあるので、色々な人に出会えます。その中で、経営者との交流も増えましたね。互いに、情報共有をする事で、自分自身も成長出来るんです。 後は、やりたいことがあったら、意思決定もすぐに出来るから楽しいね。
経営者の方と交流する以外で、トップに立つ人は、どう成長されていくんですか?
自分次第です。自分の好きなことをやり続ける、違う方法で試す、辞める。自分の選択次第ですからね。
経営者も常にトライ&エラーを繰り返しながら成長しています。僕の場合、調子の良いときと下がっているときの差が激しいんですよね。だからこそ、下がっているときは楽しいことや好きなことをして気分を上げています。
「自分の欲求に正直になる」
会社の今後の展望について教えてください。
今後は、自分自身をレベルアップさせていきたいです。今までは「会社を大きくしたい」と考えてきたけど、コロナを機に考えが変わりましたね。自分を成長させていきたいです。
「起業」を視野にキャリアを考えている学生に一言お願いします!
起業する前に、冷静に考えて決断して欲しいです。
起業はあくまでも一つの手段ですからね。「何をやるか」よりも、起業の裏側にある自分の欲求を理解することが大切だと思います。「お金持ちになりたい」「モテたい」「認められたい」とか。それらの欲求をしっかり理解してから、決断した方がいいと思います。
そこで起業した時は、同じ起業家と切磋琢磨し合った方が良いですね。起業は華やかそうに見えて辛いことも多いですからね。
貴重なお話、ありがとうございました!!
本記事の執筆者:かわちゃん
群馬県出身のかわちゃんです。記事を通じ、キャリア・問題解決できるきっかけになればと思います。よろしくお願いします!
本日はよろしくお願いします。起業の経緯について教えてください。